ＩＯＩ ２０１２ イタリア大会 写真速報

2012年10月2日 （速報期間 9月22日〜10月1日）

日　本　代　表　選　手
氏　名	学　校　名	学年	学校所在地	ＩＯＩ成績
笠浦　一海　（かさうら　かずみ）	開成高等学校	高３	東京都	銀メダル
秀　郁未　（ひで　いくみ）	開成高等学校	高３	東京都	銀メダル
村井　翔悟 （むらい しょうご）	開成高等学校	高３	東京都	金メダル
劉　鴻志　（りゅう　こうじ）	栄光学園高等学校	高２	神奈川県	銀メダル

（氏名の五十音順，年齢は本大会終了時点のもの）

• 参加国　　８１ヶ国・地域
• 参加選手　３１０名
• メダル数　
  • 金メダル　２６名（全参加者の　８％）
  • 銀メダル　５２名（全参加者の１７％）
  • 銅メダル　７７名（全参加者の２５％）

• IOI 2012 公式ウェブサイト
• 日本選手団
• 詳細日程表（英語） (一週間のプログラム)
• スコアボード（英語）　　全参加者の競技結果を見ることができます．
• 出題された課題（日本語版・英語版）
• IOI2012 公式ニュースレター（英語）
• 国際情報オリンピック参加生徒の成績について（文部科学省との共同プレスリリース）
• 参加報告（団長　伊藤哲史）
• 選手/随行役員の感想

　日本選手団はミュンヘン発 LH714 便にて，ほぼ定刻に成田空港に到着しました．選手の皆さんお疲れ様でした！関係者の皆様のご支援に厚く御礼申し上げます．
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　午後には文部科学省を表敬訪問し，城井文部科学大臣政務官から文部科学大臣表彰を受けました．

文部科学大臣表彰を受ける選手たち		城井政務官と懇談	IOI2012 メダル

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　IOI2012 は無事終了し，各国の選手団はそれぞれ帰国の途につきました．
　日本選手団は朝 9:00 発のバスで Garda Village を出発．約 2 時間かけてミラノ・マルペンサ空港に到着． 13:25 発 LH1857 便でミラノを経ちました．成田空港にはミュンヘン経由で翌日の 10:15 に到着予定です．

ミ　ラ　ノ　空　港　に　て

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　午前中，団長が GA meeting を行っている間，選手はシルミオーネ市内を散策しました．

	シルミオーネ城	ジャンプ！
鳥と一緒に華麗(?)に泳ぐ滝聞随行員			『僕も泳ごうかな』
アイスクリーム 何を食べようか?	うん，おいしい	ピザも食べました

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　午後は閉会式・表彰式が行われました． 当初，閉会式はシルミオーネ城 (Rocca Scaligera) で行われる予定でしたが， 天候が悪かったため，シルミオーネ市の Congress Center で行われました．
　表彰式では 4 人の日本選手が全員メダルを獲得しました（文部科学省との共同プレスリリース）．村井君が金メダル，笠浦君・秀君・劉君は銀メダルです．村井君は 3 年連続の金メダル受賞です． 選手の皆さんおめでとうございます．情報オリンピック日本委員会の活動にご支援いただいた皆様，そしてスコアボードを通じて応援してくださいました皆様，ありがとうございました．

村井君，金メダル	笠浦君，銀メダル	秀君，銀メダル	劉君，銀メダル

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閉会式の様子

閉会式会場	会場は超満員でした	楽団が雰囲気を盛り上げてくれました	IOI2012名物(?)の司会者 閉会式にも登場

シルミオーネ市長 Mattinzoli氏	AICA(イタリア自動計算機協会) Occhini会長	メダルは銅メダルから 順に授与されました	秀君

劉君	笠浦君	村井君	IOI2012トップ（唯一の満点）の Johnny Ho君

優秀なチームには奨学金が 贈られました	#myioi2012 best tweets 賞 受賞者	IOI2013 Chair Taylor氏	IOI旗はオーストラリアに 引き継がれました

アメリカ代表と

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　今日はヴェネツィア観光です．昨日で競技は無事終了しましたので，日本選手団は全員がリラックスして参加しました．
　情報オリンピック日本委員会の活動にご支援を頂戴している株式会社ＮＴＴデータ相談役の山下様が日本選手の激励に駆けつけてくださいました．

貸切列車でした		今日のルートを確認	山下様と一緒に記念撮影

水の都・ヴェネツィア			サン・マルコ寺院前にて
船の模型	昼食を求めて大移動 （イタリア行列）	国　際　交　流 日本のアニメは海外でも人気でした

出ました！ IOI	食べられません

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　今日は競技2日目です．競技1日目との合計点で順位が決まります． 出発のバスが遅れるなど，小さなトラブルはありましたが，何とか競技開始． その様子は１日目と，同様，スコアボードを通して全世界に公開されました．日本から声援を送ってくれた人も多かったようです．今日は IOI2012 会場のインターネット環境が良く，団長たちもストレス無くスコアボードを見ることができました．
　競技結果は，村井君が 506 点 (4 位)，笠浦君が 357 点 (29 位)，劉君が 315 点 (38 位)，秀君が 310 点 (39 位) でした．村井君は金メダル圏内，笠浦君・劉君・秀君は銀メダル圏内です！

　今日出題された課題は，このページ（日本語版・英語版）から入手可能です．

競技会場の様子

競技開始を待つ選手たち
笠浦君	秀君	村井君	劉君

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会場前に設置されたスコアボード．12:15 頃の様子（競技開始後，3 時間経過）．

村井君は暫定 2 位！	笠浦君，劉君	秀君

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競技中は選手はスコアボードを見ることができません． 競技後には自分の順位を確認するために，スコアボード前に駆け込みます．

村井君総合4位，おめでとう	スコアボードを確認する選手たち	インタビューを受ける村井君 『結果には満足してます．』
『いやー，難しかったです』	ジョークです
お疲れ様でした！	アメリカ代表選手と 右端は総合1位(満点)のJohnny Ho君	保坂随行員 HSCのメンバーと

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競技実施中に行われた IOI Conference では， 谷副団長が日本の情報科学教育の現状について報告を行いました．

	谷副団長の報告

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　今日は競技の合間の観光の日です．選手はガルダランドという人気のあるテーマパークに行きました． 団長・随行役員はガルダランドに行くグループと，ミラノに行くグループに分かれました．

　ガルダランドの様子．

	届くかな?	届くかな??

おっとっと		お待ちなさい　おつりあげます	選れびなさい

雨だー	絶叫マシン怖い	ム〜，ム〜	隠れよう

何かできないかな	握手！	ひゃ〜	『楽しかったですか？』『楽しかったです』

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ミラノでは，午前中に Young talents & the digital future conference に出席し， 午後はミラノ市内を観光しました．

	IOI創始者のSendov氏と筧理事長	ミ　ラ　ノ　市　内　観　光

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　夜は再び隔離期間に入りました．選手は部屋で待機して翌日の競技に備えます． 団長・随行役員は問題の翻訳を行いました． Wiki ベースの翻訳システムにも馴れてきて， 翻訳作業は順調に進んでいるように見えましたが，長文の問題も出題され…

結局，この日の翻訳も朝 6 時半まで続きました…

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　夜の GA meeting で競技課題を決定し，24 日深夜から 25 日早朝にかけて各国の団長による翻訳作業が行われました．途中で翻訳会場のブレーカーが落ちる等のトラブルもありましたが，翻訳を完成させ無事に提出することができました．

徹夜の翻訳作業は朝 6 時半まで続きました			翻訳終了

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　モンティキアーリの競技会場にバスで移動して，いよいよ 1 日目の競技です． 予定より 30 遅れで始まりました．選手たちは 5 時間の競技時間で 3 問の課題に取り組みます．

競技開始を待つ選手たち	競　　　技　　　会　　　場　　　の　　　様　　　子

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　選手が競技に取り組んでいる間，団長たちは IOI conference に出席しました． 数理情報科学教育に関する講演や，IOI 等のプログラミング競技に関する講演が多数行われ， 参加者通しで議論を深めました．

IOI Conferenceの様子

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　今日の競技で出題された課題は，このページ（日本語版・英語版）から入手可能です．
　競技はスコアボードを通して観戦できたようです．スコアボードはインターネット上に公開されていて，日本からの観戦者も多数いたようです．残念ながら，IOI2012 会場のインターネット環境が悪く，多くの団長・副団長たちは直接スコアボードにアクセスすることはできませんでした（運良くアクセスできた団長もいたようですが）．

競技会場に設置されていたスコアボード

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　日本代表選手の競技結果は，村井君が251点(11位)，笠浦君が220点(21位)，秀君が155点(66位)，劉君が120点(105位)でした．全員が見事にメダル圏内に入りました．競技 2 日目も頑張ってほしいと思います．
　競技終了後は解析の時間です．実際の採点用入出力データを使って実行して，採点結果を確認します．疑問点がある場合はアピールを出すこともできますが，日本選手からアピールを出す人はいませんでした．
　夕方には GA meeting が行われ，主催者より競技結果の報告が行われました．いくつかの国からアピールがあったようですが，得点の変更は行われませんでした．

競技終了直後．早速，スコアボードで自分の得点を確認します．			解析の時間

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　今日の午前中は開会式です． IOI2012 には世界 80 ヶ国以上から 300 人以上の選手が集まり，開会式は盛大に行われました．

Garda Village の宿舎		開会式・競技はモンティキアーリの 会場で行われます	IOI2012の横断幕
UFO?	リラックスした雰囲気で開会式開始を待つ選手たち
開　　　　　会　　　　　式
	18世紀のバイオリンを鑑賞	日本選手団で記念撮影
国　際　交　流	ベラルーシの選手と		地元テレビ局のインタビュー を受ける劉君． うまく答えられたかな？

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　午後は実機を使った練習ラウンド (Practice) です． 競技環境の使い方や解答提出方法などの確認を行いました． 疑問点は練習ラウンド中に解消して明日の競技に臨みます．

村井君	笠浦君	劉君	秀君
リビアの選手と	入念に競技環境の確認を行います	競技中のアナウンスは， 会場に設置されたディスプレイ にも表示される予定です

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　夕方からは問題翻訳のため隔離期間に入ります．競技が終了するまで，選手と団長は一切の連絡が取れなくなります．
　競技の様子は，IOI2012 のホームページのスコアボード上でも見ることができる予定です．

　いよいよフランクフルト経由でイタリアに向けて出発です！

成　　　田　　　空　　　港　　　に　　　て

　フランクフルト経由でミラノ・マルペンサ国際空港に到着．その後，バスで約 2 時間かけて IOI2012 会場がある，シルミオーネの Garda Village に到着．Garda 湖の近くの物静かな所です．チェックインを済ませて，遅い晩御飯を食べました． 日本選手団ガイドの Veronica Pinetti さんは日本語がとても上手で助かりました．

ミラノ・マルペンサ国際空港に到着	IOI の看板がお出迎え	日本選手団ガイドの Veronica Pinetti さんと	イタリアのピザ・パスタを堪能

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　出発前日（９月２２日）の午後と夜に派遣直前合宿を行いました．ＩＯＩ参加にあたっての注意事項や競技規則の確認，過去問等の解説や議論を行い，ＩＯＩ参加に向けた最後の準備をしました．
　17:30〜18:00 には壮行会を挙行し，日本選手団としての団結をはかりました．壮行会では，情報オリンピック日本委員会の活動にご支援を頂戴している株式会社ＮＴＴデータ様からの応援メッセージとともに．選手団にユニフォーム（ポロシャツ）を頂戴しました．

直　前　合　宿　に　お　け　る　講　義　・　ディ　ス　カッ　ショ　ン

壮　　　行　　　会

	御　守　り

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