国際大会への参加記録
国内大会で優秀な成績を収めた選手を日本代表選手として国際大会へ派遣しています。
・国際情報オリンピック(IOI)・ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI)
・アジア太平洋情報オリンピック(APIO)
国際情報オリンピック(IOI) 参加記録
1.国際情報オリンピックとは
国際情報オリンピック(International Olympiad in Informatics, IOI)は1989年にブルガリアで第1回が開催されて以来、毎年各国持ち回りで開催され、2010年のカナダ大会は22回目でした。
IOIの目的は、高校生までの生徒を対象として、数理情報科学の問題解決能力をもつ生徒を見出し、その能力の育成を助け、また、各国の選手・教育者同士の国際交流を図ることにあります。スポーツオリンピックと同様に、立候補した国の中から投票で開催国が選ばれます。毎年約70~80ヶ国が参加し、各国は選手を4人まで出すことができます。
競技は個人選で、1日5時間で4問を解くことを計2日行ないます(2008年までは1日3問でした)。
与えられた問題を解くためにアルゴリズムを考え、それに基づいてプログラムを書き、実際にコンピュータ上で実行させて出力した結果の正しさを競います。
使用メモリ量および実行時間に厳しい制限があり、思いつくままに書いたプログラムでは時間内に答が出ないような問題がほとんどであり、良いアルゴリズムを設計するための高い数理的能力がプログラミング技能以上に求められています。
使用できるプログラミング言語は C/C++ と Pascal だけです(IOI開始当初は BASIC や Logo などが使えた時期もありました)。
2.国際情報オリンピック 参加記録
情報オリンピック日本委員会の前身であるIOI日本委員会は、1994年から1997年までの4年間、IOI国内予選である日本情報オリンピック(JOI)を主催し、1996年までの3年間に延べ6名の選手をIOIへ派遣し、金メダル1、銀メダル2、銅メダル1を獲得しましたが、バブル崩壊の影響で1997年以降休止状態にありましたが、2005年から独立行政法人科学技術振興機構(現在は国立研究開発法人)の助成を受けて活動を再開しました。
回 数 | 開 催 年 | 開 催 国 | 日 本 代 表 選 手 | メ ダ ル 受 賞 数 | 国際ランキング※ |
第34回 | 2022年 | インドネシア | 選手4名派遣 | 金4 | 1位 |
第33回 | 2021年 | シンガポール (オンライン) |
選手4名派遣 | 金2、銀2 | 5位 |
第32回 | 2020年 | シンガポール (オンライン) |
選手4名派遣 | 金2、銀2 | 5位 |
第31回 | 2019年 | アゼルバイジャン | 選手4名派遣 | 金1、銀3 | 7位 |
第30回 | 2018年 | 日本 | 選手4名派遣 (特別参加4名派遣) |
金1、銀1、銅2 (特別参加 金相当1、銀相当2、銅相当1) |
12位 |
第29回 | 2017年 | イラン | 選手4名派遣 | 金3、銀1 | 1位 |
第28回 | 2016年 | ロシア | 選手4名派遣 | 金2、銀2 | 4位 |
第27回 | 2015年 | カザフスタン | 選手4名派遣 | 金3、銅1 | 5位 |
第26回 | 2014年 | 台湾 | 選手4名派遣 | 金1、銀2、銅1 | 11位 |
第25回 | 2013年 | オーストラリア | 選手4名派遣 | 金1、銀2 | 11位 |
第24回 | 2012年 | イタリア | 選手4名派遣 | 金1、銀3 | 7位 |
第23回 | 2011年 | タイ | 選手4名派遣 | 金1、銀3 | 8位 |
第22回 | 2010年 | カナダ | 選手4名派遣 | 金2、銀2 | 2位 |
第21回 | 2009年 | ブルガリア | 選手4名派遣 | 金2、銀1、銅1 | 6位 |
第20回 | 2008年 | エジプト | 選手4名派遣 | 金1、銀1、銅2 | 11位 |
第19回 | 2007年 | クロアチア | 選手4名派遣 | 金1、銀1、銅1 | 14位 |
第18回 | 2006年 | メキシコ | 選手4名派遣 | 金2、銀0、銅1 | 6位 |
第17回 | 2005年 | ポーランド | オブザーバー派遣 | ||
第9回~第16回 | 1997年~2004年 | (参加せず) | |||
第8回 [非公式サイト(参考)] | 1996年 | ハンガリー | 選手2名派遣 | 金0、銀0、銅0 | |
第7回 [非公式サイト(参考)] | 1995年 | オランダ | 選手2名派遣 | 金1、銀0、銅1 | 11位 |
第6回 [非公式サイト(参考)] | 1994年 | スウェーデン | 選手2名派遣 | 金0、銀2、銅0 | 15位 |
第5回 [非公式サイト(参考)] | 1993年 | アルゼンチン | オブザーバー派遣 | ||
第1回~第4回 | 1989年~1992年 | (参加せず) |
本ページのデータは公開されている競技結果 (英語) を元に情報オリンピック日本委員会が独自に作成したものです.
第17回以降のIOI競技課題一覧 https://www.ioi-jp.org/ioi/problem_archive.html
3.国際情報オリンピック派遣日本代表選手選考に関する内規
- 現行内規 http://www.ioi-jp.org/ioi/rule_for_selecting_contestants.html
- 前内規PDF http://www.ioi-jp.org/ioi/rule_for_selecting_contestants.pdf(196KB)

IOI のロゴ
ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI) 参加記録
ヨーロッパ女子情報オリンピック(EGOI. European Girls' Olympiad in Informatics)は2021年から始まり、日本は第1回から参加しています。
EGOI 参加記録
回数 | 主催国 | 参加国数 | 公式ウェブサイト | 日本選手の成績 |
第2回 | トルコ | 43 | EGOI2022 | 銀1・銅1 |
第1回 | スイス (オンライン) |
43 | EGOI2021 | 銀2 |
アジア太平洋情報オリンピック(APIO) 参加記録
アジア太平洋情報オリンピック(APIO, Asia-Pacific Informatics Olympiad)は2007年から始まり、日本は第1回から参加しています。
APIO 参加記録
2012年(第6回)は日本がホスト国でした。
日本からの APIO 参加について
- 日本における実施会場
- APIO の実施会場として、「東京会場」と「提供会場」を設けます。
- 「東京会場」は日本大学文理学部(東京都世田谷区桜上水)です。
- 当該年度に本選 A ランク者が在籍していた学校(ただし、本選 A ランク者が本選実施時点で中学3年生だった場合には APIO 実施時点で在籍している学校)で、かつ本選 A ランク者がそこでの参加を希望する場合、その学校は「提供会場」となることができます。
- 次の 1. または 2. に該当する人は APIO に参加できます。
- 当該年度の本選 A ランク者
- 「提供会場」の学校の学生/生徒
- 東京会場で参加できるのは当該年度の本選 A ランク者に限ります。
- 東京会場に東京都外から参加する場合、往復の交通費を支給します。ただし、宿泊費は支給しません。
〒150-0002 | 東京都渋谷区渋谷1-10-7 グローリア宮益坂Ⅲ 301 |
一般社団法人 情報オリンピック日本委員会 | |
TEL: 03-6681-6591(平日 午前10時~午後5時) FAX: 03-6736-0510 | |
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